Physiological Intracytoplasmic Sperm Injection

PICSI 精子選別技術

精子がヒアルロン酸(透明質酸)と結合する能力を利用し、成熟が確認された精子を選別して ICSI を行います。

CHAPTER 01

PICSI 精子選別技術

成熟し機能が正常な精子の表面には、卵子周囲の卵丘細胞の主要成分であるヒアルロン酸(透明質酸)と結合する受容体があります。PICSI は成熟精子と卵子の結合機序を模倣し、DNA 断片化の少ない精子を選別して ICSI を行います。

適応症
  • 男性側の精子品質が低い場合
  • 受精率の低下が繰り返される、または胚の質が良くない場合
  • 反復流産または着床不全の既往がある場合
CHAPTER 02

整理整頓に重点を置く

01

初期評価

培養室スタッフが精液検査を行い、PICSI が適しているかを評価します。

02

ヒアルロン酸結合

ヒアルロン酸と結合する精子は、成熟精子の割合が高く、DNA 断片化が少ないことを示します。

03

ICSI の実施

ヒアルロン酸と結合した精子を選び、顕微授精を行います。

CHAPTER 03

治療の流れ

01

初期評価

ラボスタッフが精液検査を行い、PICSI の適応を評価します。

02

精子洗浄

密度勾配遠心により運動性の良い精子を選別します。

03

ヒアルロン酸結合

運動性が良く成熟した精子が培養皿上のヒアルロン酸コーティングに結合します。

04

顕微授精

顕微鏡下で成熟し運動性の良い精子を選び、顕微授精を行います。

CHAPTER 04

参考情報

比較項目従来型ICSIPICSI
評価基準運動性/形態成熟度/DNA 完全性
臨床応用基礎選別高度選別
参考基準運動性の良い精子を選別成熟精子を直接選別
CHAPTER 05

よくある質問

QPICSI は必ず必要ですか?

体外受精が複数回不成功で、精子数は十分あるものの KRUGER 染色が1%未満の場合、精子品質を確保するため PICSI を検討できます。

QPICSI に条件や制限はありますか?

精子運動率が低い、または数が不足している場合は、ICSI に必要な成熟精子を十分に選べない可能性があるため、PICSI は推奨されません。

QPICSI と ICSI の違いは?

ICSI は顕微授精の方法で、PICSI は ICSI 前にヒアルロン酸結合能力を用いて成熟精子を選別する工程です。

精度と命の出会い.

成熟精子で受精品質を支える

BRC ラボが精液検査結果に基づき PICSI の適応を評価します。